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就職活動で求められる能力


1~2年生から就職活動の準備をすると言っても、企業が求めていないことをいくら頑張っても意味がありません。
では、企業は学生に何を求めているのか。

これについては、経団連の「2017年度新卒採用に関するアンケート調査結果」が参考になるかと思います。

調査対象は経団連所属企業。有効回答数553社。
うち製造業42.1%、非製造業57.3%なので、文・理系どちらも参考になると思います。
回答企業の70%以上が従業員1,000人以上なので、国内大企業の回答だと考えてください。

このアンケートの中には、「選考時に重視する要素」という項目があります。
その中で10年以上連続で1位(最重視されている要素)なのが「コミュニケーション能力」です
直近だと、82%の企業がコミュニケーション能力を重視しています。

次に「主体性」が60.7%、「チャレンジ精神」51.7%、「協調性」47.0%、「誠実性」44.2%です。ちなみに、「留学経験」は1.1%、「資格」は項目すら存在しません。(昔は存在しましたが、1%未満でした。)

ですから、ただ資格を持っている“だけ”、留学をした“だけ”の学生は、それそのものが武器になると勘違いしない方がいいです。

これらに取り組むことに意味が無いというわけではありません。
資格取得や留学を通じて、基礎能力をどう向上させたかが重要ということです。

日本の新卒就職市場では、具体的なスキルよりも、人間としての基礎能力が重視されます。
こういった基礎能力は、就職活動が始まってから短期間で向上させることが出来ません。
能力が低いまま就職活動に突入した学生は、大体選考序盤で落ちます。
そうならないように、能力向上を意識した大学生活を過ごされてください。

なお、既卒の就職市場では具体的なスキルや実務経験が重視されます。

新卒と既卒で重視されるポイントが異なりますので、混同しないようにご注意ください。

くれぐれも、努力の方向音痴にならないように。

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