Fの就職情報

就職活動の"正しい"スケジュール


就職活動の“正しい”スケジュールは、超重要情報と言っていいと思います。
一部の非常に優秀な方々を除けば、このスケジュールに乗り遅れた時点で、主要企業に総合職・技術職で就職するのが困難になります。(一応秋採用などもありますが、採用枠が小さいです。)

このスケジュールについては、就職知識のある学生と無い学生で認識に大きな違いがあります。
就職知識の無い学生は、就職活動の解禁日を知らないか、3年生(4年生になる年)の3月または4年生の6月から就職活動が始まると思い込んでいます。
これは、完全に誤りで、そんなことをしていたら主要企業の一次募集を逃してしまいます。

ここで、「2019年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」という企業アンケートを見てみましょう。※就職知識(高校生用)でも紹介しました。
この企業アンケートによれば、回答企業の70%以上が3月から採用直結セミナーを開始しています。
(採用直結のセミナーとは、例えば、参加しなければ選考を受けることが出来ないセミナーなどです。)

またエントリーシートについても、回答企業の76.4%が3月中に受付開始します。その結果も、47.9%の企業が3月中に通知します。
さらに、回答企業の40.8%が3月中に適性検査や筆記試験を開始します。
面接のピークも、3年生の3月から4年生の4月がピークで、5月以降から落ち着いてきます。
経団連に所属している企業は6月に面接をすることも多いですが、それを受けられるのは3~4月にエントリーシートを提出し筆記試験・適性検査をパスした学生だけで、6月から就職活動を開始した学生は対象外です。
(6月ルールを作ったのは経団連ですが、経団連所属企業の中でも律儀に守っているのは一部だけ。経団連に所属していない企業には全く関係ありません。例えば一部の外資系企業は、3年生の3月より前に内々定を出します。)

つまり、3年生の3月時点で志望業界・企業をある程度(少なくとも第一志望群は)決め、エントリーシートの提出準備と筆記対策をしておかないと遅いってことです。
実際、3月末に一次募集を締め切る主要企業が沢山あります。

この“正しい”スケジュールを知らない学生は、3年生の3月か4年生の6月あたりから就職活動の「準備」を始めます。
一方で、正しいスケジュールを知っている学生は3年生の3月までに準備をある程度終えていて、「選考」を受け始めます。

企業の選考は淡々と行われていますから、スケジュールに乗り遅れた学生にチャンスはありません。
くれぐれもご注意ください。

なお、これらの情報はネットで公になっているので、まだ可愛いものです。
現実には、一部の学生を対象とした「OB・OG面談」、「リクルーター面談」、「座談会」という名目の青田買いが、もっと早い時期から行われています。

こういった超早期選考を受けられるのは、一部の高学歴と、夏~冬のインターンシップ組です。
インターンシップが本選考にどう関係するのかは、インターンシップのページで解説します。

【参考動画】

バック・トゥ・ザ・地蔵

サイト情報

Fの就職情報

運営者 F(エフ)