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就職活動で何をすることになるか


このページでは、将来、皆さんが就職活動で何をすることになるのか紹介します。

「選考」に限れば、大体の大学生がこれだけのことをやると思います。
①エントリーシート
②筆記試験・適性検査
③リクルーター面談、OB・OG面談
④グループディスカッション
⑤グループ面接
⑥面接
※.インターンシップについては別ページで解説したので割愛。

それぞれの概要を説明していきます。
詳細については、就職知識(大学3~4年生用)で。

①エントリーシート
主要企業の場合、大体はエントリーシートを提出することになります。
これが通過しない限り、面接は受けられません。
通過率は企業によって異なり、ほとんど通過させる企業から、通過率20%くらいの企業まであります。
内容やボリュームも企業により異なりますが、質問項目として多いのは、「学生時代打ち込んだこと」、「自己PR」、「志望動機」です。
また近年は、学生時代の写真を貼らせる企業もあります。

学生時代何もしてこなかった学生は、エントリーシートの時点で全体的に苦しいです。

②筆記試験・適性検査
就職活動の筆記試験にはいくつか種類があり、企業によって出題試験が異なります。
主要なのはSPI3、GAB、CAB、玉手箱、TG-WEBです。
筆記試験のハードルも企業によって異なり、ほとんど通過させる企業もあれば、成績が悪い学生を面接前に落とす企業もあります。
対策すれば難しくない試験ばかりですが、学力の低い学生、勉強する習慣を持たない学生にはかなり苦しいようです。
Fラン大生の場合、この筆記試験でかなり足切りされます。

適性検査は、主に性格診断などになります。
数十、数百の設問から、皆さんの性格や特徴がデータ化されます。
そのデータは、面接時の参考資料として用いられます。
ちなみに、精神的に病んでいる人を弾くための適性検査もあります。答え方には気をつけた方がいいでしょうね。

③リクルーター面談、OB・OG面談
企業からこれらの案内があった場合、基本的には、一次面接が名称を変えただけだと思ってください。
面接室のようなところより、カフェなどの飲食店で行われることが多いです。
相手の社員(面接官)はフランクに接してくるでしょうが、普通に志望動機や学生時代の話を聞かれます。
ここで適当なことを言ったり、受け答えやルックスを含めた基礎面がダメな学生は落選します。

④グループディスカッション(グループワーク)

選考序盤に行われやすいです。
4~8人くらいでチームを組み、出題されたテーマについて数十分議論することになります。
(グループワークの場合、何らかの作業をすることになります。)

グループディスカッションでは、特に対人能力を見られています。
当然ながら就職後は集団活動の毎日になりますので、意味も無く軋轢を生みそうな学生や、集団に何ら貢献しようとしない学生はここで落選させられます。
例えば、「何も喋らない」、「話を聞かない」、「高圧的・攻撃的」、「意味も無く批判的」、「自分の思うようにいかないと不貞腐れる」など。
基本的な対人能力が身に付いていないと落選しやすいです。

⑤グループ面接
就職活動の面接は、必ずしも一対一ではありません。
二人以上の学生が同時に同じ面接を受けることをグループ面接と言います。
質問内容は通常の面接とそこまで変わりませんが、一人あたりの所要時間が短いので、端的に話すことがポイントになります。
面接官が求めていないのに長々喋るような学生は落ちやすいと思います。
空気の読めない学生には厳しいです。

⑥面接
皆さんがイメージされる面接です。
皆さんのこと、学生時代のこと、なぜその業界・企業を志望したかなど、具体的に聞かれます。
ポイントは3つで、対人能力、ルックス(表情や身だしなみ)、学力で決まります。
細かい比重は業界・企業によって異なりますが、大体これらの基礎能力が前提で、その上で個性が見られます。

以上が、就職活動で皆さんが経験することです。
ご覧のとおり、就職活動が始まってからではどうにもならない問題が数多くあります。
学力が低ければ筆記試験で落ちますし、学生時代打ち込んだことがなければエントリーシートに書くことも、面接で喋ることもありません。
また、対人能力が低いと、グループディスカッションや面接でもかなり苦しい思いをします。

「基礎能力に問題が無い学生」はそのまま就職活動に突入しても大丈夫です。
しかし、「基礎能力に不安がある学生」は、大学生活を通じて能力向上を図る必要があります。
出来れば、大学1~2年生のうちに自覚しておきたい問題です。

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