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学部と就職の関係


高校生の皆さんが大学を選ぶ時、当然ながら学部も選ばれると思います。
このページでは、「文系学部」「理系学部」と就職の関係について解説します。
職種について理解されていると、このページの話も分かりやすいです。

「文系の就職」、「理系の就職」と言われても、高校生の皆さんはピンとこないかもしれません。
ここで、職種の話を思い出してください。
一つの企業の中にも、様々な仕事があると解説しました。

例えばトヨタ自動車の場合、文系学生は基本的に「事務系」で就職します。
理系学生は「技術系」で就職することが多いです。
事務系で就職した学生は、トヨタ自動車の商品企画やマーケティング、営業企画などに携わります。
技術系で就職した学生は、先端研究や量産開発、生産ライン設計などに携わります。

トヨタ自動車と言えば“ものづくり”のイメージが強いかもしれませんが、実際には理系学生以外も多く採用しています。これは他の企業も同様です。
ですから、「文系だから○○の企業には就職できない」みたいなことは多くありません。
ちゃんと大卒の労働条件で、中核になる職種・コースで採用されます。

しかし、文系学生が、理系学生のように技術系の職種・コースで採用されることは多くありません。
やはり、ある程度の素養や専門性が求められるからです。
将来的に技術系の仕事をしたいのだとしたら、理系学部を選択するのが無難です。

なお、理系から敢えて文系の就職をする学生もいます。
トヨタ自動車の例で言えば、事務系ですね。
文系から理系の就職をするのは困難ですが、理系から文系の就職をすることは十分可能なので、就職活動時の選択肢が広いのは理系学部と言えるでしょう。

理系と文系の就職状況についてもっと知りたければ、東洋経済新報社の「就職四季報」を読んでみてください。
この本には、主要企業が理系・文系をどれだけ採用しているかが書かれています。

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