就職活動の情報は誰が教えてくれるか
さて、ここまで色々と就職活動の情報についてお伝えしてきましたが、皆さん、一度自分のこれまでを振り返ってみてください。
こういう就職の話、誰かから詳細に教わったことありますか？
「いや、教わらなかった」という方が多いんじゃないかと推察します。
皆さんの親御さんも、恐らくその大半は、現代の就職活動をよく知りません。
教員も、職員も、知らない人が多いと思います。
人生に関わる重要情報なのに、周囲の大人が知っているとは限らないんです。
（ロクに知らないくせに教えたがる大人もいますから、これもまた迷惑な話です。）
大学1～2年生が就職情報を得るためにやっておいた方がいいのは、大学の先輩と接点を持つことだと思います。
就職活動を終えた4年生の先輩や、OB・OGなどですね。
結局のところ、自分と歳が近く、同じ大学（学部）出身の先輩が、最も精度の高い就職情報を持っています。
こういった方々と関わるためには、やはりサークルや部活などのコミュニティに所属することでしょう。ゼミや研究室でも良いです。
ただし、「まともに就職活動した先輩」じゃないとダメですよ。
適当に就職活動した先輩から何を聞いたところで、大して参考にはなりません。むしろ、迷惑だと思います。
何度も言いますが、就職活動は情報戦です。
ネットで公になっている情報なんて氷山の一角で、例えば一部の大学（学部）を対象にした特殊な選考ルートも存在します。
そういった情報にアンテナを張っている学生は、就職活動も要領良く動けます。
なお、いわゆる“ぼっち”が就職活動で悲惨な結果に陥りやすいのは、こういった“生の情報”を一切得られていないことも原因の一つです。
ゆっくり霊夢はFランク大学の就職課に就職したようです【第52話】
